2015年11月アーカイブ

海外の装蹄技術を習得

ジョシュ・スタンリーとともに


















米国から来日したジョシュ・スタンリー装蹄師が、全国装蹄競技大会とその翌日にデモンストレーションとプロの装蹄師向けのハンズオンクリニックを行いました。その後、2日間にわたり、私たち講習生だけのハンズオンクリニックも行ってもらいました。内容は、プロの装蹄師の皆さまとは違い、欧米式造鉄の基礎となるジャーニーマンタイプ蹄鉄の作製法を中心に教えていただきました。

自分たちが今まで造鉄していた鉄尾を調整しない05タイプと違い、ジャーニーマンタイプは、そのまま馬に装着できるように鉄尾を丸く処理する必要あります。また、蹄鉄の形状も05タイプと比較すると全体的に丸味を帯びています。そのため、鉄尾が丸くならずに尖ってしまったり、普段造鉄している05タイプの形状イメージが抜けずに長細い蹄鉄形状になってしまったりとなかなか思い通りの蹄鉄を造鉄することができませんでした。また、鉄唇の出し方やハンマーも日本式とは違い、鉄唇の形状も日本の半丸ではなく三角に近いものでした。ジョシュ装蹄師から細かく指導してもらい、なんとか作ることができました。

05タイプジャーニーマンタイプ


















(左:05タイプ・右:ジャーニーマンタイプ)



この2日間いつもとは違う技術や考え方で造鉄実習をすることができました。その中でも特に心に残ったのは、鍛冶の技術で一番重要なことは、鎚の振り方ではなく、火鉗の動かし方・持ち方であることを再認識したということでした。

今後現場にいった際も、現状に満足することなく、海外の装蹄技術など、様々な技術や知識を取り入れて装蹄に活かしていきたいと思いました。