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装蹄教育センター第22期生11名は、2級認定試験に無事全員が合格し、

2月27日に修了報告会、28日に修了式を迎えました。

27日の報告会では、保護者や関係団体の方々が見守る中、

私たち22期生の1年間の集大成として、造鉄を競技形式にて披露いたしました。

競技の内容は15タイプ前後肢各1個の造鉄競技から始まり、

模型の蹄を15秒間観察して同じ形の連尾蹄鉄1個をつくるイーグルアイ競技、

欧米式の蹄鉄(ジャーニーマンタイプ)を左右ペアで造鉄する競技の3つを行ないました。

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人に見られながらの造鉄は緊張しますが、満足した製品がつくれたのではないかなと思います。

また、初めて作った蹄鉄や全国大会の際に造鉄した製品なども展示され、過去に自分たちが作った蹄鉄を確認する事で、

この一年間で製品のクオリティが改善していることを改めて確認出来ました。

ただし、まだまだ満足出来るレベルでは無いことも肝に銘じて、現場に行っても努力を怠らず、

常に勉強・成長のできる装蹄師になりたいと思います。

翌28日には、多くの来賓の方に出席をいただき、私たち22期生の修了式を盛大に催していただきました。

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振り返ると、昨年の4月から1年弱という短い講習期間でした。

修了式の最中には、この1年間に身に付けた知識や技術を基礎として、これから駆け出しの装蹄師人生が始まるんだ!と思うと、

期待も不安も入り混じった不思議な気持ちになりました。

これから11名それぞれの装蹄師人生がスタートしますが、

まずは全員が揃って5年後の一級試験に合格出来るようにこれからも精進して行きます。

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最後になりますが、日本装削蹄協会の会長をはじめとする諸先生方、JRA・NARをはじめとする関連団体の皆様、

外部研修等でお世話になった装蹄師の皆様に、この場をおかりして感謝申し上げます。

馬達の足元をしっかり支えられる立派な装蹄師になれるように、違う現場に行っても同期と支え合い、助け合いながら努力します。

今後少しでも早く装蹄業界・馬サークルを支えて行ける存在になれるように精進しますので、

どうぞ今後とも皆様のご指導・ご鞭撻をよろしくお願いします。

2月上旬に最後の馬事公苑実習を終え、まだまだ不安の残る状況の中、2月10日~12日までの3日間にわたり、私たちが最も緊張し、ここでの1年間の成果が試される2級認定装蹄師の認定試験を受験しました。9月の前期試験(学科5科目)の点数と合わせて、最終的に2級認定装蹄師としてのレベルに達しているかを判断されます。今までの人生(短いですが)の中で、最高に緊張しましたが、講習生各自、1年間積み上げた成果を発揮しましたが、やはり不安は残りました。試験終了後に、お互いに内容や出来を確認してのですが、不安が増すばかりでした。そして、運命の2月24日の朝、岩村センター所長から、全員の合格が発表されたときは、本当に嬉しい気持ちでした。

 認定試験の合格が決まり、気持も落ち着いた中で、修了式までの数日間は、特殊蹄鉄や工具などの作製方法を習いました。また、修了式前の修了報告会に向けて、各自で自主トレをするなど、残り少ない講習会の時間を有意義に過ごしました。

 3月8日、この1年間に習得した技術を関係者の皆様に見ていただく修了報告会が行われました。この報告会は、競技形式で造鉄を行うことになっており、今年は、15タイプの造鉄、向鎚造鉄(2人ペアでの造鉄)、イーグルアイ連尾蹄鉄競技(1分以内で実際の蹄を計測し、その蹄に合わせた連尾蹄鉄をつくる)の3種目がおこなわれました。当日は、多くの関係団体の皆さまや父母の見ている前での競技だったので、とても緊張しました。


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 翌3月9日は、修了式です。装蹄教育センター第21期生としての最後の日を12名全員が、一人も欠けることなく迎えることができて、本当によかったと思います。就職先は、JRA職員1人、NAR職員1人、生産地5人、競走馬関係3人、乗馬関係2人です。

長いようですが、とても短く感じた1年間で、いろいろな事を思い出します。入構当初は、鎚もまとも振れず、手にできた豆が潰れて痛みがあったのに、今では体に筋肉が付き、一通りの装蹄や標準的な蹄鉄も造鉄することができるようになりました。素晴らしい12名の仲間と出会い、一緒に学んだここでの技術と知識を基に、それぞれの職場で装蹄師として新たな気持ちでスタートします!!

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修了報告会の部門賞をもらうIくんと、プレゼンターの竹田先生




21期生を、ときに優しくときに厳しく指導して下さった日本装削蹄協会の先生、JRAやNARをはじめとする関連団体の皆さま、外部実習や研修等でお世話になった開業装蹄師の皆さま、獣医さん本当にありがとうございました。

1日もはやく第一線で活躍することができることを目標に、日々鍛練します。

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1年間、このブログをご覧になっていただいた皆さま、本当にありがとうございました。










最後の実習

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3 月3日は、20期講習生として教育センターで行う最後の実習日でした。この1年間の講習の最後を締めくくるのに相応しく、装蹄師の仕事に欠かすことができ ない「火鉗(ひばし)」の作製にトライしました。大まかな手順は、鉄桿(てっかん)の先端部分をセットアップして幅を出し、火鉗の挟む部分を作ります。そ の後、鉄桿の反対側が握りの部分になるように、手頃なサイズまで伸ばしていきます。先生は、見本として使いやすそうな火鉗を、いとも簡単に作製しいきます が、私はイメージ通り作ることができません。悪戦苦闘しながら作製した火鉗は不格好なものでしたが、3分7鉄桿(※)をしっかり掴むことができるので、火 鉗の機能は十分もっており、ここでの最後の実習のいい記念となりました。

※ 3分7鉄桿(さぶしちてっかん)とは、9 x 22 mm の鉄材のことです。

20期講習生16名の最後の勝負
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3月4日に行われた「修了報告会」では、私達20期 生がここで1年間学んだ技術を、関係者の皆様に見て頂くため、1種目目として40分間で前後肢蹄用各1個のジャーニーマン蹄鉄の造鉄を行い、2種目として イーグルアイと呼ばれる競技で、見本蹄を30秒間見て(側尺も可能)、45分間でそれに合わせた連尾蹄鉄1個の造鉄を行いました。報告会と名前がついてい ますが、実は16名の勝負がかかっている「競技会」なので、他の講習生には負けたくない気持ちや、うまく鍛着できるだろうかという不安で、始まる前から緊 張感が漂っていました。競技が始まると、何も考えないで、目の前にある蹄鉄に全てを集中させて持てる力全てを出し切りました。中には、焦って動揺したた め、うまく造鉄できない講習生もいました。報告会で作製した作品と入講初期の造鉄作品を見比べると、1年間学んだ成果が目に見えるとともに、一つのことを やり遂げたという実感がわいてきました。



旅立ちの日

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 修了報告会の翌日、教育センターの先生方や大勢の関 係者のご臨席をいただき、私達20期生の修了式が行われました。慣れないスーツに身を包んだ私達16名一人ひとりに、日本装削蹄協会の佐藤会長から修了証 が授与されました。この1年間を振り返ると、きつく怒られ辛いこともありましたが、「これが最後だな」と思うと...(涙)、とても楽しく充実した毎日だった ことが分かりました。

 修了式後は、教育センターでパーティーが開催され、 お世話になった先生方や先輩、関係者の皆様から励ましの言葉をいただき、これに応え、私達も一人ひとり、就業先の親方と共に今後の抱負を語りました。そし て、このパーティーでは、認定試験の成績トップと昨日の修了報告会の結果が発表されました。

 認定試験では、学科トップはA.Sさん、実技トップはY.S君で、修了報告会のトップはY.O君という結果で、それぞれ記念品を贈呈されました。

 1年間、共に支え合いながら生活してきました。これからも同期生として何か悩んだときには助け合い、また逢える日を楽しみにして、ここを旅立ちます。

20期生みんなにおめでとう!そして、ありがとう!

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最後になりますが、全く何もできなかった20期生 16名全員を、装蹄師としてのスタートラインまで導いていただいた先生や関係者の皆様に心から感謝いたします。また、八汐寮で、美味しい食事や日常の管理 をしていただいた寮監さんと寮母さん、ありがとうございました。これからは、プロの装蹄師として自覚を持ち一生懸命フットケアに努め、私達の同期生の中か ら全国装蹄競技大会優勝者が出るようにがんばります。
神奈川県出身のT.Y(29歳)と北海道出身のM.Y(19歳)がお送りしました。