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7月下旬の北海道研修が終わると約3週間の夏休みになります。普段は、講習会が生活の中心になるので、殆どの時間を宇都宮で過ごすことになりますが、長期間にわたり講習が休みになるので、就職活動をする人、親方の所で働く人、短い夏に悔いを残さずエンジョイする人など、各自、宇都宮離れてそれぞれの夏休みを満喫しました。

夏休みが終わって久しぶりに会う講習生同士は、自然と会話も盛り上がりましたが、私達には夏休みの余韻を楽しんでいる暇はなかったのです....。実は、9月5日に前期に終了した科目についての認定試験が待ちうけていたのでした。

私達が装蹄師の2級認定試験に合格するためには、12科目の学科試験と2科目の実技試験を受けて、それぞれ基準となる合格点に達していなくてはなりません。前期試験では、12科目の学科のうち8月までに終了した5科目の試験が行われ、残りの7科目の学科試験と実技試験は2月中旬の後期試験で行われます。一つひとつの科目が大切となるので、1日の講習が終わり寮に戻るとお互いにノートを見せ合ったり、教え合ったりと試験の傾向と対策は、深夜まで続きました。夏休み中にもっと勉強しとけばよかった...と後悔する中、前期試験の日まで机に向かいました。

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※授業間の休憩も勉強しました!

ついに来た前期試験日!独特な緊張感の中で試験は粛々と進んで行きます。勉強の成果を出すつもりだったのですが、結果は全然思い通りにいきませんでした。中には「意外と出来たぜ!」と言っている人もいたのですが、これは反対に心配になります。終わってしまったことは元には戻らないので、後期試験で取り戻せるように頑張るだけです!

講習会前半の大きな山場だった前期試験も終わり一段落した?ので、講習生全員で「お疲れさん会」を開きました。美味しいものを沢山食べ、カラオケで歌い、前期試験のストレスを発散してみんなで楽しみました。

あっという間に講習期間の半分が終わり、残すところ5か月となってしまいました。就職先も決まり始め、自分自身の将来性が見えてきた中、目的意識を持ちながら残りの講習会期間を過ごそうと思います。まずは、次の大きなイベントである10月の全国装蹄競技大会に向けて気持ちを切り替えて向かっていきます。全国大会では競技運営の手伝いだけでなく講習生による造鉄を皆様に見ていただくことになっています。05タイプ蹄鉄1個を15分で造鉄する予定ですが、今は時間内に終わらせることで精一杯ですが、全国大会までにはすこしでもいい製品になるように練習を積み重ねています。

5月13日、日本装削蹄協会の佐藤 浩二会長に特別講義をしていただきました。佐藤会長は、獣医師としてJRAで勤務されており、現在は、日本装削蹄協会とジャパン・スタットブック・インターナショナルの会長を兼任されています。長いキャリアの中で、特に、海外の競馬サークルと関わる仕事が多かったので、今回は、「海外の競馬事情からみた日本の競馬」という内容で教えていただきました。

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まず、我が国の近代競馬の歴史について、その始まりから現在に至るまでの様々な出来事を詳しく説明していただきました。現在では、日本馬が海外のレースに出走し、上位入線することもしばしばありますが、昔は、海外遠征することが難しく、たとえ海外のレースに出走していい結果は残せなかったとのことです。このような日本の近代競馬の歴史を知ると、競馬開催国の格付けをする国際セリ名簿基準委員会から、日本が競馬先進国を意味する「パートI国」に入ることを認められたことは、多くの関係者の努力が実り、本当に凄い成長をしたと感じました。そして、私達22期生も装蹄教育センターを修了した後は、このグローバル化している馬の世界に入ることになるということも実感できました。

ここでのこの一年間、装蹄師としても世界を意識した仕事ができるように、気持ちも新たに頑張りたいと思います。

みなさんこんにちは。

入講から一週間が経過し、少しずつセンターでの講習や寮生活にも慣れてきました。それに合わせて、講習内容も徐々に本格的になってきたので、装蹄師に向かって一歩ずつ歩き始めていることを実感しています。今回は、とても緊張した初めての講義と実習について紹介させていただきたいと思います。


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初講義の科目は、八木沢先生による馬に関わる一般教養でした。講義では、全国の認定装蹄師の人数、馬の総飼養頭数や牧場・乗馬クラブの数、日本における馬のライフステージなど、馬業界についての内容と、歴史が好きな八木沢先生ならではの日本における装蹄の歴史についても説明していただきました。初めて耳にした業界の様子や装蹄の変遷は、とても興味深く、これから装蹄師として馬業界の一員を目指す私達には参考になりました。

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 初実習は、竹田先生による鉄桿鍛錬でした。全てが初めていうことで、まずは、火炉(ほど)に火をおこす方法を習うところから始まりました。火炉の火力が安定したところで、古鉄(馬が履いていた蹄鉄)を焼き、鉄床の上に置いて手鎚で叩いて、約1cm角の真っ直ぐな鉄の棒を作製するという基本的な内容でした。

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こう書くと、とても簡単なことをしているようにイメージするかもしれませんが、加熱しすぎて鉄が溶けてしまったり、パワー不足で手鎚が真っ直ぐに振れず奇怪な形の棒が出来上がったり、柔らかい掌にマメができて、それが潰れたりと、初実習の結果は散々でした。

 初授業・初実習では今後の講習に不安が残りましたが、1年後装蹄師として現場に立てるよう努力していきたいと思います。

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今回は、K.T(19)がお送りしました。