Q&A

牛削蹄のQ&A

削蹄の必要な牛はどうやって見分ければ良いですか?

牛の立ち方の異常、特に後肢の顕著な外向きや広踏みは、蹄病の存在を教えるサインです。そのサインをいち早く見つけて、すでに蹄病に罹っている牛だけでなく、蹄病予備軍ともいえる牛についての削蹄を依頼することも重要なポイントです。

削蹄はいつすればいいですか?

定期的に削蹄することで、普段は見つけ難い蹄病をより早く発見し、対処することができます。その結果、牛の健全性を向上し、生産性を高め、耐用年数を延長することで畜産経営に大きく貢献します。それには効率的な削蹄を行うことが大切です。たとえば・・・

乳牛 なるべくこまめに削蹄することが推奨されますが、最低でも年2回以上の削蹄をおすすめします。
フリーストール飼育の乳牛 初妊牛の分娩前後に蹄病の要因となる潜在病変と蹄の変形が進行しやすくなりますから、この時期における削蹄の励行は、その牛の将来の健全性を培ううえで特に重要です。
肉牛 生体での長途の輸送が見込まれる出荷の3ヶ月前に削蹄し、輸送中にも安定的な立ち方ができるようにすることが、肉量の減少や肉質の劣化を防止するうえで効果的です。